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アルミ レーザー溶接

ジュエリーデザイナー様より、アルミをブローチやイヤリング・ピアスなどの形状にされた物を支給して頂き、裏面に金具を留める為のアルミのパーツと本体との溶接の作業。

ロー付けやハンダ付けなどでは、アルミとアルミを溶接することができず、当社のレーザー溶接機にて溶接をさせて頂いております。

作業内容について、

レーザーのレベルは品物の形状や厚み、どの程度の溶接かによって、レーザーのレベルや焦点の大きさなど色々とレベル数値を変えながらの作業となります。

最初の段階では、強いレベルにて接点の共付けをおこない、その後、数値を下げてアルミ線をあてがいアルミ線と溶接部分とを一緒に溶かし溶接部分に盛っていきます。
ロー付けとは違い、接点に対してきれいに付くことはないのですが、火を使わずに共付け(溶接)ができるという面では、ロー付けよりは優れていると思います。

ほとんどの金属に対応できる点でも、とても役に立っております。

ロー付け部分が多い物にも、仮留めという形でレーザーを使い、ロー材を使い分けなくても一気にロー付けができるので、これもまた便利です。

以前、純金エレクトロフォーミング製の置物に0.3ミリのk18喜平チェーンを付けたいと依頼された品物で、通常のロー付けでは純金の薄いエレクトロフォーミングではなまってしまって品物にならないところ、
レーザーでは純金の本体とk18チェーンとの溶接もでき、お客さまに喜ばれました。

ただ、0.3ミリの厚みしかないので、穴が空いてしまわないかレベル数値やレーザーを当てる角度など、すごく気を使っての作業となりました。

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投稿者 matsumi : 2005年10月28日 11:50 | カテゴリ: 日々の製作日記

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